第24回WFWP女子留学生日本語弁論全国大会を開催しました
2020年10月3日(土)、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都)にて、第24回WFWP女子留学生日本語弁論全国大会が開催されました。
2020年度は新型コロナウイルス感染防止のため、地方大会・全国大会ともに規模を縮小して行われました。全国21か所で行われた地方大会には、26ヵ国からの留学生、総勢101名が参加しました。
予選を勝ち抜いたインドネシア、ウガンダ、韓国、中国、ベトナム、マダガスカル、ミャンマー出身の女子留学生8名が全国大会に臨みました。(全国大会時に上映されたオープニング映像は→こちらからご覧になれます!)
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優勝は大阪枚方大会代表、韓国出身の南さんです。日本でのワーキングホリデーの中で、当初は日本人との見えない壁を感じていたという南さん。しかし、「韓国」、「日本」という国で区別するのではなく、自分自身が「人」と「人」として心から受け入れてこそ、外国人でなく、人として受け入れてもらえるということに気付いたといいます。自らの経験を通して感じた日韓の未来について力強く語りました。
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流暢な日本語で自分の意見を発表する留学生の姿に、「留学生であることを忘れてしまった」という声も聴かれました。
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参加者の感想
「日本で生まれ生活をしてきた人には気付けないような日本の長所を再確認することができました。」(50代 男性)
「留学生の弁論の内容に、この時期でなければ体験できないコロナと闘う様子も語られていて共感しながら聴かせていただきました。」(50代 女性)
「今年大学1年生となり、友達がいない中、慣れないオンライン授業が始まり、正直なぜ大学に通うのか分からなくなっていました。しかし、今日の発表を聞き、世界には貧しく、教育を受けたくても受けられない人がいることを改めて知り、教育を当たり前に受けられていることに感謝しなければいけないと感じました。私は将来、看護師として患者さん、またその家族の人々を笑顔にできるように、これから4年間頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。」(10代 女性)