女性の自立支援と地位向上
Supporting women’s independence and status improvement
世界の極貧者の70%は女性といわれています。貧困問題の解決には「女性のエンパワーメント」が欠かせません。女性が経済力をもてば、食事の回数や質が変わり、子供達が学校に通うことが可能になり、家庭の安定、ひいては社会の安定につながります。
世界平和女性連合(WFWP)では女性たちが経済力をつけ自立できるよう、職業訓練校・職業訓練教室などを通して技術の習得の場を提供しています。
また、習得した技術を生かした職業を開業するため、小口融資として資金を提供しています。
経済的自立を果たすためには、読み書きや計算ができることが重要です。困難な社会状況の中で幼少期に学校で読み書きや計算を学ぶことができなかった成人女性を対象とした識字教室を開いています。
活動実績・報告
プロジェクト期間:1996年—現在
1996年より、首都キガリ市に技術教育を目的とした職業訓練校を運営しています。2000 年から少数の男子生徒も受け入れており、2007 年から世界銀行の支援プロジェクト「除隊兵士社会復帰のための職業訓練」推進校に推薦され、除隊兵士を受け入れてきました。
>活動報告:学外実習センター建設プロジェクト経過報告Part1
>活動報告:学外実習センター建設プロジェクト経過報告Part2
プロジェクト期間:2000年—現在
首都アンマンの貧困地域ワディシールに職業訓練センターを設立し、女性の自立支援を目指して、洋裁・美容・コンピューター・手工芸・健康管理の体操・子供と青年対象に英語・数学を教えてきました。2016 年でワディシールセンターを終了し、センターをザルカ県ルサイファ市へ移転しました。この地域に学校の勉強に追いつけず、読み書きができない子供達が多いことから青少年の識字教室を中心に行い、引き続き女性の自立支援も実施しています。
コスタリカでメディアを通した啓蒙活動
プロジェクト期間:2007年—2019年
女性の家庭観・価値観と青少年のモラルの向上を目的に、メディアを通して広く啓蒙できるよう、2007 年 9 月にケーブルテレビ「テレパス 52 チャンネル」で WFWP のテレビ番組「女性の時代 (Era de la Mujer)」を制作し、2019年まで放映してきました。
2011 年からは、各分野の専門家をインタビューし、4 ~5 分のマイクロドキュメンタリーを制作し、コスタリカの抱える問題について取り上げました。国立コスタリカ大学放送局15 チャンネルに提供し、定期的に放送されていました。
【その他の活動国】
・アフガニスタン
・バングラデシュ
・ミャンマー
・コスタリカ
・ペルー
・セネガル
・モーリタニア
・サントメプリンシペ