エイズ予防教育
Education for prevention of AIDS
全世界のHIV感染者数は約3,800万人です。2019年には170万人がHIVに新規感染し、エイズ関連の原因で69万人が亡くなりました。現在エイズ孤児は全世界に1,220万人いるとされています。(参照:http://aidsinfo.unaids.org/)
エイズの脅威は世界中に蔓延しています。エイズの予防は正しい知識とモラルをもつことから始まります。WFWP(世界平和女性連合)では、エイズの蔓延を食い止めるため、草の根で予防教育と人格教育を推進しています。
活動実績・報告
プロジェクト期間:1995年—現在
UNAIDS の 2018 年のデータによると、ケニアでは140 万人の 15 歳以上の大人が HIV に感染しており、男性よりも女性がHIVに多く感染しています。ケニアはアフリカの中で HIV 感染率の高い国の一つであることから、WFWPでは1995年よりエイズ予防教育を実施してきました。ハンドウ中学・高校の生徒や教職員、PTAに医学的知識、予防法、生活の仕方を指導するとともに、人格教育を行っています。
プロジェクト期間:2001年—現在
モーリタニアの青少年に HIV 感染者が増えたことか ら 2001 年より実施しています。WFWP独自の教材「エイズ時代に生きる」を使用し、教育しています。一度エイズ予防教育を受けた人がその内容に感動し、次の人を紹介してくれるというように、人伝いに教育が広がっています。
プロジェクト期間:2013年—現在
ベリーズでは、13 歳の 80%がすでに性交渉を行っ ているという統計があることから、2013年より、首都ベリーズ・シティの小学生・中学生を対象にエイズ予防教育を行っています。小学生には「私の体は大切(My body is precious)」という絵本を使って「良いタッチ」と「悪いタッチ」を具体的な例をあげながら、将来の夢をかなえるためには自分の身体 を大切に守らなくてはいけないということを教えています。中学生にはアルコールやドラッグが脳に与える影響やSNSなどの危険性、さらに10代の妊娠がもたらす問題など、 映像を使って講義しています。
【その他の活動国】
・モーリタニア
・ガーナ
・ケニア
・ジャマイカ
・ベリーズ
・ドミニカ共和国
・トリニダードトバゴ
・アルゼンチン
・ベラルーシ