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  6. 世界平和女性連合(WFWP)ドミニカ共和国での活動

ドミニカ共和国

Dominican Republic

首都サントドミンゴはカリブ地域有数の世界都市です。400kmにもおよぶ海岸線を有し、多くの観光客が訪れるリゾート地でもあります。野球が盛んで、多くの選手がメジャーリーグで活躍しています。

ドミニカ共和国での活動

エイズ予防教育プロジェクト

女性をはじめ地域の青少年の社会道徳、倫理観の退廃が激しく、不倫・売春の蔓延によるエイズ患者の増加が深刻です。国としても精神的自立教育の方策を必要としていました。しかし、国の対策は十分でないことから、WFWPの教育内容に賛同する教育者や学校からエイズ予防や道徳教育の依頼が相次ぎました。女性政治家や長年地元でNGO活動をしていた女性もWFWPの理念に感動し、共に協力して組織的な教育活動を実施しています。

2011年1月よりWFWPドミニカ共和国とWFWP日本は協力して、「エイズ予防教育セミナー」と「家庭再建教育セミナー」を実施しています。

近年は、小・中・高の校長先生より倫理道徳カリキュラムの講師としてWFWPの講師が選ばれ、高い評価を受けています。

地道な活動の結果として、ワールド・データ・アトラスのデータによると、ドミニカ共和国の15 ~ 49 歳のHIV 感染者は、1999 年に2.4%でしたが、2019年には0.9%に減少しました。

<公立フランシスコ・アルベルト・カマーニョビジャリンダ小学校の感想>

校長

「素晴らしいプロジェクトです。生徒たちの人格形成、知的発展に生かされています。50%以上の生徒たちに先生や友だちに対する尊敬、思いやりの心が育っているのを感じます。」

児童

「道徳教育授業は価値のあるものだと思います。なぜなら、道徳価値を学ぶことができるからです。人としての成長に役立つと思います。すべての生徒の生活態度が良くなったわけではありませんが、学んだことを実践している友だちもいます」

「道徳教育授業に点数をつけるとしたら100点満点です。私たちの間で学んだことを実践している姿をみるようになりました。道徳教育が学校生活に生かされていると思います」

教師

「道徳教育授業で学んだ内容を生徒たちが実践しています。クラスメイトに対する接し方に良い変化が見られるようになりました」

「自分は心理学の教諭としてこの学校に赴任したものの、子どもたちのモラルがあまりにも低く、難しく悩んでいました。そんな時、女性連合の道徳教育カリキュラムに出会い心から感謝しています。この道徳教育授業は本当に素晴らしいと思います。子どもたちの心を正しく導いてくれています。」

会員になってこの活動を支援する

これらの活動は、連合会による支援金によって支えられています。会員になっていただき、この活動をぜひ支えてください。

ドミニカ共和国基礎情報

国名/首都

ドミニカ共和国/サントドミンゴ

基本情報

人口   約1,073万人(2019年:世銀)
国土面積 48,442平方キロメートル(九州に高知県を合わせた広さ)
言語   スペイン語
宗教   カトリック

※出典:外務省ウェブサイト

統計情報 

平均寿命
74歳*¹
HIVに感染した子どもの数(10-19歳)
2,300人*²
乳児死亡率(1歳未満)
29人/1,000人*²
幼児死亡率(5歳未満)
24人/1,000人*²
一人当たりの名目GDP
8,282USドル*¹
消費者物価上昇率
1.8%*¹
初等教育修了率
男子: 88% 女子: 94%*²
若者(15-24歳)の識字率
99%*²
※出典:*¹世界銀行/*²ユニセフ子供白書2019より