WFWP JAPANは、タイのメーサリアンにあるバンファイシン学校で里親制度を実施しています。
メーサリアンにある山岳民族の集落にはほとんど中学校がなく、子供たちが勉強するためには遠く離れた学校で寮生活をしなければなりません。しかし、山岳民族の家庭は貧困家庭が多く、子供たちは中等教育を断念せざるを得ない状況です。そこでWFWPは里親制度を実施し、中学・高校へ通えるよう支援しています。
2018年より青年ボランティア隊を派遣。参加者の多くが帰国後、タイの子供たちの里親になり、継続的に支援を行っています。
日程:2020年1月6日~14日 タイ/バンコク・メーサリアン
参加者数:4名
青年ボランティア隊は支援先であるメーホンソン県のバンファイシン学校にて奉仕活動を行い、首都バンコクでは姉妹結縁と観光をしました。
里子の家訪問
集落の小学校訪問
里子たちが以前通っていた小学校で日本文化紹介(折り紙、けん玉、ちぎり絵、シャボン玉)、歌や踊りを披露しました。
バイファイシン学校での活動
バンファイシン学校では、奉仕活動(ペンキ塗り)・生徒たちに向けて日本文化紹介・運動会・里子との交流会などを行いました。運動会では体を張ったパフォーマンスが大ウケでした!
物資支援
タイの支援連合会から支援していただいたキルトの毛布やピアニカを寄付しました。
姉妹結縁式
バンコクでWFWPタイの青年たちと日泰姉妹結縁式を行いました。
両国の姉妹がお互いに本当の家族のように感じ、「人類一家族」を実感しました。
観光
タイの文化や歴史を学ぶために、バンコク市内で王宮やワットポー、世界遺産のアユタヤ遺跡を観光しました。
参加者の感想
「里子の家を訪問した時、「家族が一緒に暮らせること」それだけで本当に幸せそうな人々でした。家庭から世界平和は始まるといっていますが、まさにそうだと思いました。日本にいると、お金や地位などのものに目がくらみ、本当に大切なものが見えていない、だから色々なことに悩み、周りと比較し不幸になっているのだと思いました。人は、モノではなく愛によって幸せを感じるということを深く実感しました。また、(里子支援の)ほんのちょっとのお金でこんなに子供たちの人生が変わり、夢を持てるようになることを目の当たりにし、私は、1万5千円を日々どのような思いで使っているのかを考えさせられました。このお金で子供一人が生かされていくと考えると、もっと大切にしないといけないと思いました。」(女性・社会人)
「タイの子供たちと言語の壁はあるけれど、お互い勉強途中の英語で少しずつコミュニケーションを取り、時間が経つにつれ、本当の妹のように思えてきて愛おしくなりました。お別れの時には、まだまだここに居たいと思ったし、お見送りに来てくれたみんなと抱き合って離れたくありませんでした。こんな短期間でこんなにも大好きになって大切な存在になれるなら、日本に帰ったらそれを行動で伝えたい!と思いました。」(女性・高校生)