2022年10月8日(土)東京都にて、第26回WFWP女子留学生日本語弁論全国大会が行われました。
全国29か所で行われた地方大会には、28ヵ国からの留学生、総勢158名が出場。予選を勝ち抜いた韓国、中国、ネパール、ベトナム出身の7名が全国大会に臨み、素晴らしい弁論を繰り広げました。
当日は全国各地から留学生の応援団が会場を訪れました。また、YouTubeでライブ配信を行い、全国約10ヶ所の拠点で大会の様子が上映されました。
優勝は中国出身の陳さん。「私の日本留学生活ー人生のハンドルを握るのは、いつも自分ー」と題して弁論を行いました。「人生の歩みはまるで車の運転のようだ」とした上で、「デコボコの舗装されていない道 だったり、あるいは道なき道だったり。でも私は絶えず考えて、日々努力して、自分の車のハンドルをしっかりと握って、後悔のない立派な運転手になりたい」と力強く語りました。
準優勝はネパール出身のミナさん、第3位は中国出身の毛さんでした。出場したどの留学生も日本語能力が非常に高く、「審査員泣かせだった」との講評が述べられました。
参加者の感想
留学生の日本語能力の高さとそれぞれが主張、弁論した内容の質の高さに感銘を受けました。異国の地で、且つ母語ではない言語で、このような弁論をできること自体が素晴らしいと感じました。(20代男性)
自分では見ることのできない観点・考え方から日本や世界を見ている留学生の弁論はとても刺激になりますし、影響を受けます。(30代女性)
“与える幸せ”についてのネパールの留学生の弁論に感動しました。自分も仕事を通してそのような立場に立つ事があり、(与えることで)自分も幸せである事に改めて気付かされました。(50代女性)