2024年10⽉5⽇(土)、女子留学生日本語弁論全国大会を東京にて開催しました。会場には300名が集まりました。
27か国1地域からの留学生119名が出場。予選を勝ち抜いた中国、モンゴル、ベトナム、ミャンマー、インドネシア、イギリス出身の8名が全国大会に臨み、熱のこもった弁論を繰り広げました。今年も、将来への抱負や夢、日本での留学⽣活など、4つのテーマに沿って内容とスピーチ(表現力、質疑等)の総合力で弁論を競いました。
優勝は東京東大会代表 イギリス出身のフォーランさん。
「世界平和のためにできること 経済的格差と平和の関係」と題してスピーチしました。イギリスという格差社会に住むことへの違和感を覚え、日本へ留学してきたフォーランさんは「皆が同じ社会に住んでいるという意識がないことが問題。弱肉強食社会は仕方ないという考え方自体を見直さないといけない」と熱く語りました。
女子留学生たちは、それぞれの視点から、自国、日本、そして今日の世界が直面する課題や問題について論じました。また、未来を切り拓くために自分が成し遂げたいことや実現可能なこと、さらに皆と共有したい思いを熱く語りました。
今年も皆様のご支援とご協力のおかげで、弁論大会を無事に開催することができました。心より感謝申し上げます。
参加者の感想
留学生から見た日本に対する視点が、新しい発見になりました。また、世界平和に対する意識が高い方が多くて、とても感心しました。(10代)
同年代の学生が外国の言葉で弁論する姿が素晴らしく希望的で、私も頑張ろうと思わせてくれました。弁士の皆さんが住んでいた地域と日本の違いがリアルに伝わってきて、世界平和や日本での格差問題について考える機会になりました。(20代)
昨年よりさらにハイレベルな弁論にびっくりしましたが、本当に甲乙つけがたい弁論でした。ハッとさせられる視点がそれぞれにあり、あっと言う間に弁論が終わってしまった感覚です。(30代)
8名それぞれ聞きごたえのある素晴らしいスピーチでした。お国の事情や専門分野に対する真摯な取り組みの姿勢は学ぶことがたくさんありました。審査員の先生からの質問で、さらに良く理解できたこともありました。(50代)