記念シンポジウムを開催 『KUYAY』テキストが完成
エイズ予防と人格教育をテキストに
WFWP日本の取り組みに現地日系人も称賛
テーマ 「家族を土台とした教育の大切さ」
KUYAY(クヤァイ)とは、現地語で「何か良いものを相手に与える」の意で、派遣員と現地教育関係者が共同制作したテキストのタイトル。2021年よりテキスト制作に取り組み、2023年に年齢別3タイプのテキストが完成、さらに2025年にデジタル版テキストが完成しました。「KUYAY構想」の実現は、5年の努力の賜物です。
これを記念してシンポジウム「家族を土台とした教育の大切さ」を開催、パネリストたちのスピーチは参加者の共感を呼びました。会場には、アルゼンチン在住の日本人や日系人も参加しており、WFWP日本の継続した取り組みに驚きと称賛の声があがりました。
テキスト制作に尽力したミルタ・アロージョ教授、ジョセフィーナ・オカンポ教授、アンドレア・ソリア教授、そして若者たちに感謝の気持ちを込めて、WFWP日本より感謝状とプレゼントが渡されました。
紙とデジタルの2本立て
テキストは、紙とデジタルです。KUYAY1と導入ビデオ5本、KUYAY2と導入ビデオ2本、KUYAY3を制作し、今回のセミナーでは初めて導入用ビデオを活用しました。
エイズ予防教育と人格教育セミナー5回を開催し、約300人が参加。賛同的な感想が多く、たくさんの学校関係者に受け入れてもらえました。
サルタ州の主要都市、サン・ホセ・デ・メタン市では、WFWPの社会啓発活動が評価され、審議評議会議長の尽力によりサルタ州の宣言に追加されました。
マリーニョ中学校の生徒たちと「平和を作り上げる取り組み」をテーマに質問形式による交流会を実施。フォトギャラリーはこちら。
表敬訪問 アレハンドラ・ロドリゲス市長
市長はテキストKUYAYを受け取り、麻薬予防および価値観教育の必要性について意見交換しました。
アルゼンチンの将来を担う子供たちの健やかな成長を支えるために、WFWPは政府や組織と協力しながらエイズ予防教育と人格教育を推進していきます。
今後とも皆様のご協力を心からお願い申し上げます。