【タイ】2025タイ視察研修 リポート| 困難を乗り越え未来を切り拓く 124名の里子たち

2025年8月19日から24日までタイ視察研修を実施し、派遣員2名および里親・青年・高校生を含む計7名が参加。全国各地の空港を出発し、タイのチェンマイ空港に集合しました。[日程概要]

タイ北部チェンマイのバンサンパサック学校、ミャンマー国境沿いのメーホンソン第2初等教育局、バンファイホム学校を訪問し、124名の里子たちと交流しました。

バンサンパサック学校訪問【チェンマイ】

支援金授与式 (WFWP日本の里子:中学生6名、高校生2名、大学生1名、専門学校生1名 WFWPタイの里子:高校生11名、大学生4名)
手作りした織物のバッグをプレゼントする里子(専門学校生 左から2人目)
里子全員にWFWPロゴ入りカードをプレゼント

県第2地区教育局長表敬訪問と合同支援金授与式【メーサリアン/メーホンソン県】

メーホンソン第2初等教育局 第2地区教育局長を表敬訪問

教育局長(中央)に法被をプレゼント

合同支援金授与式

5つの学校から107名の里子が集まり、メーホンソン第2初等教育局内の会場にて合同授与式を行いました。その様子はYouTubeで生配信され、日本の里親たちも参加することができました。
録画はこちら ※日本語字幕があります

合同支援金授与式の様子(教育局の会場)
里親と里子の感動的な出会い
里子一人ひとりに里親の写真とメッセージ入りカードを授与
里親からのメッセージカードに見入る里子たち。里親からの言葉が里子たちのモチベーションアップにつながります。

里子宅を家庭訪問

里子たちの中には、ミャンマー避難民で片親と生活したり、両親の不在から兄妹が別々の親戚に引き取られたり、また避難生活で家庭の経済力がなかったりと、さまざまに困難な環境の中で学んでいる子がたくさんいます。

バンファイホム学校訪問【メーサリアン】

WFWP里親制度を現地で支えているチャンタナ―先生が校長を務めるバンファイホム学校を訪問。日本の文化に触れてもらうために子供たちに浴衣を着せたり、ドーナツを振舞ったりと、言葉の壁を越えて子供たちと心の通い合う時間を過ごしました。

チャンタナ―先生
幼稚園の頃から親元を離れ寄宿舎生活をしている児童(手前)
浴衣ファッションショー
“ランウェイ”を得意げに歩く子供たち
カオマンガイ(左の写真)とドーナツ(右の写真)をプレゼント

WFWPタイの里子の支援金授与式

協力関係にあるWFWPタイの現地スタッフが地域の富裕層に声をかけて里親を募り、今回は 26 名の子供たちを支援できるようになりました。

大学生の里子との交流【チェンマイ】

WFWP日本が支援する4名の大学生と、WFWPタイが支援する2名の大学生に支援金を授与しました。ともに昼食をとりながら交流の場をもちました。

WFWP日本が支援する大学生の里子たち(手前4人)

感謝のメッセージ

大学を卒業、念願の“教師”になれました
エカラット・パナゴメン君

WFWPの皆さまと何よりも里親様に心より感謝の意を表します。教育の機会を与えていただいたことは誠に幸運であり、もしご支援がなければ、現在の私はありませんでした。

私は中学1年から大学4年まで10年間支援していただき、大学を卒業して念願の教師として働くことができるようになりました。現在、小学1年生から6年生までに社会科歴史を教え、さらに大切な舞台芸術としてのタイ舞踊も教えています。これは私が本当にやりたかったことです。

WFWPの皆様と里親様に重ねて感謝申し上げ、ご健康と末永い幸せを心よりお祈り申し上げます。

タイ舞踊で使う髪飾り。エカラット君が生活の足しにするため、自作してインターネット販売していたものをプレゼントしてくれた。

【視察研修参加者の感想】

日本での日常に感謝―最終日には泣いてしまいました
母の勧めで参加した5日間は、私の価値観を大きく変えました。勉強したくてもできない子や、親元を遠く離れ年に数回しか家族に会えない環境なのに笑顔を向けてくれた子供たち。日本での日常が「当たり前ではない」ことに気付き、身の引き締まる思いでした。タイに着く当初は不安でしたが、さまざまな体験を重ねるうちに5日間が一瞬のうちに過ぎ、最終日には離れがたくて泣いてしまいました。
一緒に参加して優しく接していただいた皆さんと、高校生でこんな貴重な体験をさせてくれた両親に感謝しています。本当にありがとうございました。(高校生)

里子と対面し「成長を最後まで見届けたい」と覚悟
現地の支援団体や先生方、家庭訪問を通して里子の想いに直接触れることができ、大きな収穫を得ました。
里親代表として一人ひとりに支援金授与証を渡すとき、里親と里子のつながりがしっかり感じられて感動的でした。校長先生が、「自分の生活を切り詰めて支援している里親もいます。当たり前と思わず感謝して、社会のために一生懸命勉強しなさい」と諭されて、胸を打たれました。
里子の中には支援金だけでは足りず、アルバイトをしながら勉学に励んでいる子もいます。彼女たちの想いに触れ、「最後まで支援しよう」という覚悟ができ、そのためにも元気でがんばって大学卒業まで見届けたいです。派遣員や現地の支援団体の方たちが熱い思いで動いてくださっていることにも感動しました。(里親)

2025年里子数
中学生87名
高校生26名
専門学校生1名
大学生10名
合計124名

皆さまへ― タイ派遣員より

参加者の皆様には現地での活動を共にし、子供たちの置かれている環境や課題に直接触れていただき、充実した5日間だったのではないかと感じております。

中学1年時より継続してご支援してくださっている里親様のご厚意により、現在は高校生や大学生まで支援が広がっております。今後も子供たちの選択肢を広げ、社会に貢献できる人材を輩出できるよう尽力してまいります。

引き続き温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

今回の訪問地域

タイでの活動
里親制度
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