エチオピア
Federal Democratic Republic of Ethiopia
エチオピアは3000年の歴史があるアフリカ最古の独立国で、コーヒー発祥の地ともいわれています。マラソンをはじめ多くの陸上選手を輩出していることでも有名です。近年経済成長が著しいですが、依然として世界最貧国の一つです。
エチオピアでの活動
エチオピアには小学校にも夜間学校があります。大人の場合は識字教室の卒業証明書をもって小学校1年生の夜間学校に入学が可能となります。
そこでWFWPは、首都アジスアベバ市で「ワンホープ・ガーデン識字教室」を運営し、教育を受けたい大人のファーストステップの役割を担ってきました。地域の女性たちが仕事の合間に学びながら、生活の質の向上を目指しています。識字の獲得により仕事の幅が広がるなど、徐々に貧困からの脱却を実現しています。
参加者の声
「地方にいる親せきから送られてくる手紙が読めるようになった」
「携帯電話が使えるようになった。」
「これまで物売りの仕事をする時誰かいないとおつりの計算ができなかったが、今は一人でできるようになった」
2003年より首都アジスアベバ市で里親制度を開始しました。 2020年より、カウンターパート「Womens & Children Affairs on Child Care & Support」を通して、貧困家庭の成績優秀な小学1年生~高校4年生を対象に奨学金支援を行っています。
ブルトカンさん
"私は今、7年生です。コロナウイルスの影響で休校になりました。早く学校が再開されることを心待ちにしています。私は勉強中に希望を失ったことがありません。
私の願いは、聖なる神がこの世からパンデミックを無くして、世界に平和と愛をもたらすことです。夢を実現するためには,一生懸命勉強する必要があると思います。私は1年生から
7年生まではいつも成績は1番か2番でした。 私はいつも学習に真剣に取り組み、勉学を疎かにしたことはなく、むしろそのことを誇りに思っています。"
トリンゴさん
"今は非常に厳しく、恐ろしい時で私はとても心配です。今は悪いことがたくさん起こっている時なので、私は祈りを捧げ、お互いを理解し許し合い、愛を持って、良いことを願って、この苦しい時を過ごす準備をしています。しかし、学校が始まらなくてとても悲しい思いをしています。予想もしなかったことが起こり、私たちが住んでいる世界を乱していますが、私は学び続けていきます。"
海外ボランティア派遣25周年記念品の写真に使用したシャボン玉を吹いている小学校低学年だった里子が高校3年生になり、今年は大学受験で医学部を目指しています。
エチオピア基礎情報
国名/首都
エチオピア連邦民主共和国/アディスアベバ
基本情報
人口 | 約1億1,207万人(2019年:世銀) |
国土面積 | 109.7万平方キロメートル(日本の約3倍) |
言語 | アムハラ語、オロモ語、英語等 |
宗教 | キリスト教、イスラム教他 |
※出典:外務省ウェブサイト
統計情報
平均寿命 |
66歳*¹ |
HIVに感染した子どもの数(10-19歳) |
36,000人*² |
乳児死亡率(1歳未満) |
55人/1,000人*² |
幼児死亡率(5歳未満) |
39人/1,000人*² |
一人当たりの名目GDP |
855USドル*¹ |
消費者物価上昇率 |
15.8%*¹ |
初等教育修了率 |
51%*² |
若者(15-24歳)の識字率 |
-%*² |