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【アルゼンチン】2024年活動報告|麻薬やエイズ感染の危機 エイズ予防教育と人格教育をさらに推進

7月から8月下旬までアルゼンチン派遣員が入国。経済崩壊により子供たちの間で麻薬の売買とエイズ感染者数の増加が深刻なアルゼンチンで、WFWPはエイズ予防教育と人格教育に力を入れてきました。
今回は州政府文化秘書官との会談や議会でのプレゼンテーションを通して、州政府や自治体組織の後押しにより、さらなる前進がありました。

SEOCツクマンの学校で性モラルの講義

34年前に労働組合によって設立された組織であるInstituto Congreso de Tucumán SEOCツクマンSEOCコングレス研究所)が経営する学校で講義を行いました。派遣員が到着すると学生たちが手作りの日本国旗、花束、ツクマン州のポンチョを用意してくれ、日本語の挨拶で温かく迎えてくれました。

講義に参加したのは、1518歳の生徒を中心にSEOCのディレクター、教師、スタッフの合計52名。生徒から多くの質問があり、性のモラルについて学びたいという意欲を感じました。学校側も生徒の要望に応えたいとの意向を示してくれました。

ラ・バンダ中学校でも意欲ある学び

サンティアゴ・デル・エステロ州のラ・バンダ中学校で講義を行い、その前後で理解度確認のアンケートを実施。すると講義前の75%から、講義後は100%の生徒が正確に理解していることが分かりました。アンケートでは、HIVのほかに性感染症、精神障害、自殺に関するワークショップにも参加したいという回答が得られました。

ツクマン州で活動が広がる

ヘネラル・グエメスのカルチャー センターで、WFWP主催のイベントを開催。グエメス市長の挨拶後、WFWPインターナショナルの活動、エイズ予防教育と人格教育の重要性について紹介。教育現場で長年貢献してきたマルタ・スサーナ女史始め11名の女性有識者に感謝状を授与し、自治体責任者らと交流の場を持ちました。

州政府の文化秘書官と会談

ツクマン州議会堂にてロサナ・デァス州政府文化秘書官と会談。WFWPの目的とツクマン州における活動について報告すると、非常に興味を持って聞いてくださいました。その後、派遣員が議会スタッフからインタビューを受け、WFWPの活動を広報しました。

翌日、マイア・マルティネス議員がツクマン州立法議会へ招待してくださり、全国上院議員サンドラ・メンドーサ氏、ホセ・オレリャーナ氏を始めとする多くの議員や自治体・コミューンの評議員、農村委員、市民社会組織に対して、エイズ予防教育の重要性についてプレゼンテーションをする機会が与えられました。

その後、ミゲル・アセベド副知事を表敬訪問すると、副知事はWFWPが州全体で教育活動ができるようサポートする旨、力強く話してくださいました。実際、滞っていたマリーニョ学校での活動許可がすぐに下りました。

アルゼンチンの将来を担う子供たちの健やかな成長を支えるために、WFWPは政府や組織と協力しながらエイズ予防教育と人格教育を推進していきます。

今後とも皆様のご協力を心からお願い申し上げます。

アルゼンチンでの活動

エイズ予防教育・人格教育

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