「モトコ シロマ」学校 竜巻で屋根が吹き飛ぶ
中部アフリカの赤道ギニアは、大陸部と島からなり、島に首都が存在します。突如の竜巻で修繕したばかりの屋根が崩壊、しかしWFWP日本の支援で復旧しました。現在、WFWP日本は、モトコシロマ学校とピラール・モモ先生学校という二つの学校の運営支援をしています。
2001年開校に始まり、2016年には中学クラスを新設し、幼稚園、小学校、中学校と充実した教育環境を整えました。
現在は、現地メンバーによって運営されています。


日本の支援で新学期に間に合う
2023 年に老朽化した学校を修繕しましたが、24年5月、突如発生した竜巻により屋根が吹き飛んでしまいました。「修繕してもらったばかりなのに申し訳ない」と、現地のスタッフは派遣員に言い出せず、自分たちで修復代を調達しようと奮闘、しかし金額が大きくて不可能でした。
ようやく7月に現地から支援要請があり、8月に派遣員が緊急支援を募ると、多くの会員がこれに応え協力してくれました。9月に修復費用を送金し急ピッチで工事、10月1日から無事に新年度を迎えることができました。




新年度に合わせて、定期的な買い替えが必要だった黒板を手作りしました。また暑さ対策のために生徒用の扇風機を購入、校舎裏にある老朽化した井戸のポンプも新しいものに交換し、準備万端整った学校で生徒たちは元気に勉強に励んでいます。






モトコを偲んで
モトコ シロマ学校は、現地で病気のため殉職した派遣員・城間礎子(しろま もとこ)さんを偲んで命名されました。彼女の命日である2月9日には、毎年学校で追悼式が行われています。

礎子さんを偲び、生徒が発表会を実施。
校長先生より感謝の言葉
日本の世界平和女性連合の会員の皆様には、ご支援をいただき深く感謝申し上げます。より良い教育を生徒たちに与え、より良い国の建設に貢献するために、日々努力し続けている私たちにとって本当に貴重なご支援でした。心より感謝申し上げます。(要約)
2024 年9月19日マラボにて
モトコ シロマ学校 校長 ティブルシア・ンゲマ・オボノ

「ピラール・モモ先生」学校 さらに大きく
WFWP 日本が赤道ギニアで開校した 2 番目の学校で、幼稚園、小学校、中学校があります。学校名は、赤道ギニア初の女性教師の名前に由来します。
こちらも現在は、WFWP 赤道ギニアの現地メンバーによって運営され、WFWP 日本は運営支援をしています。現在、校舎裏に教室と職員室を増築中です。




赤道ギニアの子供たちのため、これからもWFWPは支援を継続してまいります。
今後とも皆様のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。