世界平和女性連合(WFWP)は、カリブ海の島国、ジャマイカで長年にわたり子供たちの教育環境改善と、次世代を担う青年たちへのエイズ予防・人格教育に取り組んでいます。
2025年、現地を訪問した派遣員からの最新レポートをお届けします。
23年にわたる絆 幼稚園「セントフランシス・ベーシックスクール」への支援
首都キングストン市内の貧困地区にある幼稚園「セントフランシス・ベーシックスクール」 。WFWPは、経営難に陥っていた同園への支援を2002年から開始しました 。
➢ 教育環境の劇的な改善
2022年から23年にかけて老朽化した校舎の修理を支援。かつて2つだった教室は現在5つに増え、園児たちが快適に学べる環境が整っています。


➢ 水不足からの解放
2024年には、貯水タンクに水を汲み上げるための電気モーターを支援しました 。深刻な雨不足により水不足に悩まされていましたが、現在は蛇口からいつでも水が使えるようになっています。


➢ 日本からの贈り物
コロナ禍の影響で停滞していた文房具や絵本、知育玩具などを寄贈しました。これらの支援物資で園児たちの学習環境が豊かなものになりました。
デイビッド園長は、「子供たちは今、一番ハッピーです」と語ります。




あるジャマイカ人の大学教授は、この幼稚園があることで家族や人々が集い、地域の治安改善にもつながっていると、私たちの活動を高く評価しています。

周辺の様子
社会課題に立ち向かう「人格教育」の推進
現在のジャマイカでは、家庭の崩壊や深刻な社会課題により、若者の道徳的価値観が揺らいでいます。WFWPはこの現状に対し、従来のエイズ予防教育から一歩進んだ、「人格教育」の導入に力を入れています。
➢ 学校との連携
今回、キングストン・テクニカル高校やセントラル・ブランチ小学校などを訪問。校長代理や教師陣に人格教育の趣旨を説明し、今後の連携に向けた対話を行いました。


➢ 青年の心に火を灯すミーティング
10~20代の青年を対象としたミーティングを開催し、人格教育の重要性について活発な意見交換が行われました。今後も定期的に開催していく予定です。


結びに: 共に困難を乗り越えて
コロナ禍、巨大ハリケーン、そして雨不足。幼稚園は幾多の困難に直面してきましたが、常にWFWPの支援と共に歩んできました。
これからも地域のNGOや青年団体と手を取り合い、ジャマイカが抱える犯罪や貧困といった社会問題の解決に貢献できるよう、人格教育の輪を広げてまいります。

