ネパールでは隣国インドでの感染拡大に伴い、2021年4月半ば以降、感染者が急増し、1日の感染者数は6000人を越えています(5月末日)。急激な感染拡大によって、病院は重症患者であふれ、ベッドや人口呼吸器が不足する深刻な事態です。
WFWPが運営支援する診療所「ワールド・ピース・ヘルス・サービス・センター」のあるチトワン郡もロックダウンされ、医療機関と食料品店(週3日、3時間)のみの営業が認められています。
物資支援
2020年8月7日
診療所にて、近隣住民約100世帯に石鹸やマスク、アルコール消毒液を配布しました。また、あわせて新型コロナウイルス感染予防の指導を行いました。
2021年2月9日
カイラハニ市のカイラハニ公立小学校にて、児童84名に子ども用マスク、アルコール消毒薬、石鹸、また学校には大きなボトルの消毒液、先生用マスク、石鹸を支援しました。この小学校に通う子供たちは貧しく、制服を着ていない場合がほとんどです。
2月19日
ラルバンディ市の幼稚園(LUNIS KINDERWORLD)にて、園児55人、父兄、近隣の住民およそ100人を対象にマスク、石鹸、アルコール消毒液を配布しました。
3月1日
ラプティ市のスリーバルジョティ公立小学校にて、幼稚部から5年生までの児童105名にマスク、石鹸、アルコール消毒液の配布とコロナウイルス感染予防の指導を行いました。この小学校にはネパールで最も貧しい少数民族として知られているチェパン族の子供たちが多く通っています。
歯科診療
2021年2月26日
ネパールの山岳地域・タナフ郡にて、歯科衛生指導や治療、医薬品や歯ブラシ等の物資支援を実施しました。
3歳~79歳の男女、計85名が診察を受けました。
診療を受けた方の様子:
この近くには歯科医院がないので歯科衛生に対する意識が低く、虫歯等に悩まされる人が多いため、このような機会をとても喜んでいた。また、単なる診察のみならず、抜歯などの治療も無料で受けることができたので感謝された。