栄養指導

Nutritional guidance

開発途上国において、5歳未満の子供たちの死亡率を減らし、発育阻害を解消するため、ザンビアでは母親を対象に、子供の発育に必要なたんぱく質が豊富な大豆粉を与える指導を推進しています。

活動実績・報告

ザンビアでのフードプロジェクト

プロジェクト期間:1995年—現在

1994年、ンドラ市で 5歳以下の栄養不良児を対象に大豆紛の支給を開始し、翌年から首都ルサカ市の2ヶ所のクリニックにおいて、現地医師・看護師・スタッフの協力により栄養指導教室を実施しています。クリニックの定期検診で標準体重に満たない5歳未満の子供の母親に栄養指導教室を紹介し、教室では子供に大豆紛のおかゆを与え、個別に体重の増減を記録します。また、大豆粉の栄養価、おかゆの作り方と食べさせ方をチャートを使って指導し、家でも与えられるよう 2週間分(1kg)の大豆紛と卵を支給しています。指導通りに与え続けると、子供は3~4ヶ月で標準体重に達し教室を卒業できます。参加者の母親が教育を受け、栄養促進員(ニュートリション・ プロモーター)として積極的に手伝ってくれています。また、現地スタッフはアプローチブックでフードプロジェクトを紹介し、 視察してもらうことで支援者を獲得しています。2010 年より、栄養指導教室に通う母親たちの経済自立のために、ルサカ市内の WFWP事務局で洋裁教室を実施しています。

活動報告:【ザンビア】2019年派遣員視察報告