アルゼンチン
Argentine Republic
アルゼンチンは南米に位置し、広大な国土を持つ国です。世界最大の滝・イグアスの滝をはじめ多くの世界遺産を有します。一人当たりの牛肉消費量は世界1、2を争う牛肉大国です。
経済はマイナス成長が続いており、危機的状況です。1990年代の新自由政策と経済崩壊により没落した多くの中流階級の貧困化は、家庭崩壊にも大きな影響を与えました。町々の路地では、子供たち間での麻薬の売買が行われ、若い女の子のエイズ感染者数も増えています。
アルゼンチンでの活動
エイズ予防教育・人格教育
アルゼンチン北西部に位置するツクマン州はインディオ系で、多くは経済的には貧しいです。授業の中には道徳教育は行われていないため、2016年よりツクマン州、ブエノスアイレス州の地域と学校を中心にエイズ予防・人格教育を推進しています。
首都ブエノスアイレス近郊都市にはアルゼンチン全人口の約4408万人 (2017年)の約3分の1の1364万人が住んでおり、大きな影響力があります。
教育支援
2013年より、学校や公共施設で、子供たちの心を養い教育することを目的として、情操教育を行っています。
子供たちに家庭の大切さを語りながら、平和や家庭のテーマで絵を描いてもらいます。家庭崩壊が進んでいる中でのこのテーマは、始めはある子供たちにはとても難しかったようです。「家の中で幸せと感じたことないから・・・」とつぶやく子もいて切ない経験もありました。
活動を重ね、地域と交流を深めてきました。子供たちの絵の作品を日本で展示開催していますが、「自由でカラフルだねと。」と評価もいただくようになりました。
アルゼンチン基礎情報
国名/首都
アルゼンチン共和国/ブエノスアイレス(Buenos Aires)
基本情報
| 人口 | 4,494万人(2019年、世銀) |
| 国土面積 | 278万平方キロメートル(我が国の約7.5倍) |
| 言語 | スペイン語 |
| 宗教 | カトリック等 |
※出典:外務省ウェブサイト
統計情報
| 平均寿命 |
| 77歳*¹ |
| HIVに感染した子どもの数(10-19歳) |
| 2,300人*² |
| 乳児死亡率(1歳未満) |
| 10人/1,000人*² |
| 幼児死亡率(5歳未満) |
| 9人/1,000人*² |
| 一人当たりの名目GDP |
| 9,912USドル*¹ |
| 消費者物価上昇率 |
| -%*¹ |
| 初等教育修了率 |
| 男子: 95% 女子: 97%*² |
| 若者(15-24歳)の識字率 |
| 男子: 99% 女子: 100%*² |
※出典:*¹世界銀行/*²ユニセフ子供白書2019より