モーリタニア
Islamic Republic of Mauritania
モーリタニアはアフリカ北西部に位置し、国土の85%が砂漠という正に砂漠の国です。日本人が食べるたこの3割近くがモーリタニアから輸入されています。主要産業が農牧業のため、気候変動の影響を受けやすく、また貧困から抜け出せずにいます。
モーリタニアでの活動
モーリタニアの青少年に HIV 感染者が増えたことから 2001 年より実施しています。日本で作成されたエイズ予防教育教材を使用し、教育しています。一度エイズ予防教育を受けた人がその内容に感動し、次の人を紹介してくれるというように、人伝いに教育が広がっています。
参加者の感想
”遠い国から自分たちの為に来てくれたことを感謝している。今日学んだことはとても大切な内容なので、この内容を家族や多くの人達に伝えていきたい。”(シャミ市の高校生)
“WFWPのエイズ予防教育は他の物とは違い、モラル教育を中心とした大変すばらしいものなのでこれからも交流を深めていきたい。”(国立衛生学校 校長)
1997年より、首都ヌアクショットのNGO団体・シラトラヒムが運営する学校に通う生徒と、孤児や貧困家庭の小学校1年~中学生の子供たちを対象に里親制度通じて学費を支援しています。また2001年より、大学進学を目指す高校生を対象に奨学金制度を実施しています。いずれも新学期が始まる10月に学費の授与を行います。
アイサタ・ウマール・スぃさん
(写真中央)
7兄弟の末っ子で、生まれてすぐに父親を亡くしました。厳しい環境の中でも将来医者になることを目指して頑張っています。
国土の90%が砂漠という厳しい環境の中で暮らしている子供たちにとっては情緒が育つような機会に恵まれていません。子供たちが少しでも美しいもの、楽しいものに触れることができるように、1996年より情操教育を始めました。
派遣員が入国した際に、首都ヌアクショットを中心に幼稚園や小学校、学校の教師に音楽教育、折り紙・絵画教室などの情操教育を行っています。
モーリタニア基礎情報
国名/首都
モーリタニア・イスラム共和国/ヌアクショット
基本情報
人口 | 約 453万人 |
国土面積 | 103万km²(日本の約2.7倍) |
言語 | アラビア語(公用語、国語)、プラール語、ソニンケ語、ウォロフ語(いずれも国語)なお、実務言語としてフランス語が広く使われている。 |
宗教 | イスラム教(国教) |
※出典:外務省ウェブサイト
統計情報
平均寿命 |
65歳*¹ |
HIVに感染した子どもの数(10-19歳) |
70人*² |
乳児死亡率(1歳未満) |
76人/1,000人*² |
幼児死亡率(5歳未満) |
人/1,000人*² |
一人当たりの名目GDP |
1,679.4USドル*¹ |
消費者物価上昇率 |
2.3%*¹ |
初等教育修了率 |
男子: 64% 女子: 56%*² |
若者(15-24歳)の識字率 |
男子: -% 女子: -%*² |