ザンビア
Republic of Zambia
ジンバブエとの国境に世界三大瀑布のビクトリアの滝があるザンビア。食料自給率が150%を上回る農業大国で、銅の産出は世界6位です。しかし国連食糧農業機関(FAO)によれば、ザンビアが食料危機の国々のリストに追加され、現在、230万人が深刻な食糧不足に直面しています。また子供の慢性的栄養不良が問題となっています。
ザンビアでの活動
フードプロジェクト
1994年、ンドラ市で 5 歳以下の栄養不良児を対象に大豆紛の支給を開始し、翌年から首都ルサカ市の2ヶ所のクリニックにおいて、現地医師・看護師・スタッフの協力のもと、栄養指導教室を実施しています。クリニックの定期検診で標準体重に満たない5歳未満の子供の母親に栄養指導教室を紹介し、教室では子供に大豆紛のおかゆを与え、個別に体重の増減を記録します。
また、大豆粉の栄養価、おかゆの作り方と食べさせ方をチャートを使って指導し、家でも与えられるよう 2週間分(1kg)の大豆紛と卵を支給しています。指導通りに与え続けると、子供は3~4ヶ月で標準体重に達し教室を卒業できるシステムです。参加者の母親が教育を受け、栄養促進員(ニュートリション・ プロモーター)として積極的に手伝ってくれています。また、現地スタッフはアプローチブックで有識者などにフードプロジェクトを紹介し、 視察してもらうことで支援者を獲得しています。
2010 年からは、栄養指導教室に通う母親たちの経済自立のために、ルサカ市内の WFWP事務局で洋裁教室を実施しています。
奨学金支援
2013年より、優秀だが貧困のため学費の払えないデビッド・カウンダ・テクニカル・ハイスクールの学生に対し、学費と寮費を支援しています。
ザンビア基礎情報
国名/首都
ザンビア共和国/ルサカ
基本情報
| 人口 | 1,786万人(2019年:世銀) |
| 国土面積 | 752.61千平方キロメートル(日本の約2倍) |
| 言語 | 語 |
| 宗教 | 8割近くはキリスト教、その他 イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教 |
※出典:外務省ウェブサイト
統計情報
| 平均寿命 |
| 64歳*¹ |
| HIVに感染した子どもの数(10-19歳) |
| 64,000人*² |
| 乳児死亡率(1歳未満) |
| 58人/1,000人*² |
| 幼児死亡率(5歳未満) |
| 40人/1,000人*² |
| 一人当たりの名目GDP |
| 1,305USドル*¹ |
| 消費者物価上昇率 |
| 9.2%*¹ |
| 初等教育修了率 |
| 男子: 73% 女子: 75%*² |
| 若者(15-24歳)の識字率 |
| 男子: 91% 女子: 87%*² |
※出典:*¹世界銀行/*²ユニセフ子供白書2019より