WFWPは、ウクライナ(当時は旧ソ連構成国)におけるチョルノービリ原発事故(1986年)による被曝者の支援活動を1994年より継続して行ってきました。
2022年2月24日、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まり、多くの難民が発生しました。そこでWFWPでは、6月にウクライナ派遣員2名及びユース2名をポーランドとドイツに派遣し、ウクライナ難民支援のための活動にあたりました。また、9・10月にもポーランドとドイツにてウクライナ難民支援を行いましたので、その活動をご報告いたします。
ウクライナへヒートテックとホカロン、食料等を送りました
ウクライナの冬は、日中でも氷点下になるなど、非常に厳しい寒さとなります。寒い冬を乗り切れるように、日本でヒートテックとホカロンを購入し、ポーランドで購入した食料と一緒にウクライナ国内の避難民へ届けました。
プロジェクターとスクリーンを寄贈しました
ポーランド・ヴォロスラブ市にある難民トランジットセンターにおいて、子供たちが映画やアニメなどを見ることができるように、プロジェクターとスクリーンを寄贈しました。長引く戦争により、心に傷を負った子供たちが少しでも楽しい時間を過ごせるよう願ってやみません。
ウクライナ兵士を慰問しました
ウクライナでは治療できない負傷兵の方々が、ポーランドの病院に入院しています。愛国心が強く、治療後はウクライナの最前線へ戻りたいと思っている方や、反対にPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされている方もいました。
日本文化紹介
ドイツ・ベルリンにて、ウクライナ人が経営しているウクライナカフェで行われたイベントに参加し、ウクライナ難民の方々に日本文化を紹介する機会がありました。
また、ポーランド・ワルシャワ市とヴォロスラブ市の難民センターにおいても、難民の方々に少しでも楽しい時間を過ごしていただくため、折り紙や習字、日本舞踊など日本文化を紹介しました。
日本の手作り品と古着をプレゼント
日本のWFWP会員の皆さんから頂いた古着や手作りのつまみ細工やレジンのアクセサリー、創作折り紙などをウクライナの難民の方々にプレゼントしました。日本の皆さんがウクライナの事を心配していることが伝わり、大変感謝していました。
皆さんからの支援金は、WFWPウクライナが窓口となって、ウクライナ国内で避難している人々への生活費や食料、生活必需品、薬など、物資支援に充てられています。
全国の皆様からの支援に心より感謝申し上げます。ウクライナ国内では、各地のインフラ施設が攻撃され、停電が頻繁に起こっているため、人々の生活は大変厳しい状況です。
今後もウクライナへ心を寄せていただけますと幸いです。皆様からのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。