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第14回国連犯罪防止刑事司法会議に参加しました
世界平和女性連合WFWP京都コングレス①
世界平和女性連合WFWP京都コングレス①
WFWPインターナショナル(WFWPI)は、2021年3月7日(日)から12日(金)まで国立京都国際会館にて開催された「第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)」に参加しました。

国連犯罪防止刑事司法会議(通称クライム・コングレス)は、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)が事務局となり、5年に1度開催される犯罪防止・刑事司法分野における国連最大の国際会議です。各国の司法閣僚はじめ犯罪防止・刑事司法分野の専門家が、世界の犯罪防止・刑事司法分野の諸課題について議論しつつ、その知見を共有し、コミュニケーションを図ることで、様々な分野における国際協力を促進し、より安全な世界を目指して協働することを目的としています。日本での開催は1970年、京都で開催された第4回コングレスから50年ぶり2度目となります。
今回の京都コングレスの全体テーマは「2030アジェンダの達成に向けた犯罪防止、刑事司法及び法の支配の推進」でした。
新型コロナウィルス感染拡大後、初めての国内での大規模国際会議開催となり、150ヶ国以上の代表者が、オンラインと来場参加を組み合わせたハイブリッド型の会議に参加しました。
WFWPIを代表してWFWP日本から3名が会場で参加し、WFWPオーストリアのUNオフィスのスタッフ1名がオンラインで参加しました。

3月7日、開会式が開催され、高円宮妃久子殿下、菅義偉首相、上川陽子法相、アントニオ・グテーレス国連事務総長(オンラインライブ)らが出席され、犯罪防止に対する切実なメッセージを発信しました。また、刑事司法制度のデジタル化や、再犯防止に向けて地域ボランティアの活用などを盛り込んだ、「京都宣言」を採択しました。

 

 
世界平和女性連合WFWP京都コングレス④
開会式の様子

WFWPIは、全体会議と委員会において「質の高い教育と女性・若者のエンパワーメントは犯罪と様々な青少年問題の防止につながり、さらには持続可能な開発目標(SDGs)達成のための重要な要素となる」というテーマでステートメントを発表しました。

世界平和女性連合WFWP京都コングレス③
ステートメントを述べる様子
世界平和女性連合WFWP京都コングレス②
NGOとして唯一、WFWPが発表

WFWPが教育支援活動を行っているタイやモルドバでは、子供が人身売買をはじめとした様々な犯罪に巻き込まれることが深刻な問題となっており、教育がそのような犯罪を防止するためのカギとなると述べました。また、UNODCが掲げる「家庭第一(Family First)」を推進すると共に、家庭教育の重要性も訴えました。

展示ブースでは、着物の試着、お茶席、書道、折り紙など日本文化を体験するコーナーがあったり、警備会社の最新警備システムなど、犯罪防止に貢献する日本の最新技術のデモンストレーションを行ったり、コロナ防止のため外に出ることができない海外参加者にとって、日本を体験できる良い機会となりました。

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