コロナ禍でのモザンビークの様子
新型コロナの流行によって、モザンビークでも人々の生活は大きく変わりました。公共の場や公共交通機関ではマスク着用が義務化されました。省庁や公共施設、銀行、商店などでは、入口に設置された水と石鹸で手洗いをし、遠赤外線体温計で検温を受けてから中に入ります。バーや屋台は閉鎖され、夜間の外出や人の多く集まる集会は禁止されています。
モザンビークの太陽中学・高校
昨年3月から9月まで、学校も休校となっていました。休校時には生徒たちは学校からの課題、家庭学習に取り組みました。半年に及ぶ休校期間は生徒にとっても退屈だったようで、10月に学校が再開された時は、生徒たちは嬉しそうに登校してきました。学校は校門での検温、手洗いの徹底、校内でのマスク着用、クラスを半分に分けての授業、学校施設の消毒などを行って、感染防止に取り組みました。
3月19日より新年度が始まりましたが、感染防止対策を引き続き行っています。
どの学校も、クラスを二つに分けて授業を行っているため、生徒の授業時間は通常の半分です。授業数の不足により、生徒たちの学力の低下が心配されています。コロナ禍でも、生徒たちは元気に登校しています。教室をのぞくと、皆集中して勉強に励んでいる姿が見られます。
モザンビークの新型コロナ感染者数は約69,600名(4月25日現在)。新規感染者数、死者数は減少が続き、第2波の終息も近いと予測されます。生徒たちが安心して学び、無事に年度末を迎えることができるよう、引き続き学校スタッフ・教職員が協力しながら感染防止に尽力していきたいと思います。
《新学期の様子 映像》