2023年10月17日から11月14日まで、派遣員3人がトリニダード・トバゴ(TT)に入国。
WFWPは1996年より、TTにおける若年層(15~24歳)へのHIV・エイズ予防対策が重要との認識のもと、首都ポート・オブ・スペインの小中高生、各種専門学校生、保護者、教育関係者などを対象に家庭再建及びエイズ予防教育を実施しています。
近年は、若年層の性に対する道徳心を高める必要があることから学校を訪問し、道徳教育及び人格教育に力を入れています。
学校訪問
今回は6か所の学校と2か所の施設を訪問し、合計で約680人を対象に道徳教育を行いました。
【ファティマ・RC・スクール】
トゥナプナ=ピアコ地域自治体のクレペ地域にある学校。WFWP TT会長が、9~11歳の男女児童90人と教師8人を対象に「責任」「尊敬」「セルフコントロール」についてお話しました。派遣員はこの道徳授業を視察するとともに、学校へ壁掛け式扇風機2台を寄贈しました。
今回派遣員はすべての学校で日本語を教え、日本の歌を紹介。児童たちがよく反応していたことが印象的でした。
【トゥナプナ長老派学校】
トゥナプナ=ピアコ地域自治体の中心都市トゥナプナにある学校。9~11歳の男女児童100人と教師6人を対象とした道徳教育の授業を視察。
【タカリグア長老派学校】
トゥナプナ=ピアコ地域自治体のタカリグア地域にある学校。8~11歳の男女児童45人と教師3人を対象とした道徳教育を視察。
【ラゼラック長老派学校】
トリニダード島南方のシパリア地域自治体のラゼラック地域にある学校。9~11歳の男女児童275人と教師10人を対象に、道徳教育の授業と平和についての講話を視察。
【ラ・ブレア RC小学校】
トリニダード島南方のシパリア地域自治体のラ・ブレア地域にある学校。8~10歳の男女児童90人と教師5人、地域評議員1人を対象とした道徳教育の授業を視察。
参加者の感想
<先生より>
・新しい視点からわかりやすい内容だった。
・参加型の講義なので、責任、尊敬、セルフコントロールが理解しやすく日常生活を振り返ることができた。
・とにかくみんな集中して聴いていた。
<児童より>
・楽しくわかりやすいお話だった。
・友達と喧嘩して怒りを抑える方法がわかりやすい。(喧嘩をしたことがあるのは、大半が女子児童でした)
・先生や両親を尊敬していきたい。
・今日の内容を親に話したい。
UNエイズ・トリニダード・トバゴ(UN AIDS TT)オフィスを訪問
首都ポート・オブ・スペインにあるUNAIDS TTオフィスを訪問し、WFWPの活動内容を報告した後に意見交換をしました。UNAIDSもプロジェクトの良いパートナーを探しているとのことで充実した時間となりました。
写真で見る【物資・教材支援】の活動
トリニダード・トバゴの子供たちの明るい未来のために、これからもWFWPは支援してまいります。
今後とも皆様のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。