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  6. 世界平和女性連合(WFWP)ケニアでの活動

ケニア

Republic of Kenya

ケニアはサバンナの野生動物をはじめ、美しい海岸、湖、山など観光資源が豊富で、長距離走の強豪国でもあります。コーヒー、茶、園芸作物などの農産物生産を中心とする農業国です。

東アフリカで最も経済が発達しているケニアですが、気候変動による栄養不良や、貧困や格差の増加などが問題となっています。また、ケニアにはおよそ100万人のエイズ遺児がいるとされており、エイズが深刻な社会問題となっています。

ケニアでの活動

ハンドウ中高等学校建設・運営支援

ルガリ地域マラクシ村が資金不足で建設を中断していたハンドウ中高等学校をWFWPが引き継ぎ、1998年に開校しました。2003年にはケニア政府公認の公立学校となりましたが、学校施設の整備など継続的に運営を支援しています。

エイズ予防・人格教育

UNAIDS の 2018 年のデータによると、ケニアでは140 万人の 15 歳以上の大人が HIV に感染しており、男性よりも女性がHIVに多く感染しています。ケニアはアフリカの中で HIV 感染率の高い国の一つであることから、WFWPでは1995年よりエイズ予防教育を実施してきました。ハンドウ中学・高校の生徒や教職員、PTAに医学的知識、予防法、生活の仕方を指導するとともに、人格教育を行っています。

2013年は長期休暇期間中に妊娠する女子生徒が16名でしたが、エイズ予防教育を継続して実施してきた結果、2018年は1名に減少し、2019年には0人となりました。

 
里親制度

1998年より、ハンドウ中高等学校の生徒に対し、里親制度を実施しています。

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ケネディ 君

彼には両親もなく祖母も他界し厳しい環境でした。突然学校に来なくなり、村を徘徊していた彼を副校長が連れ戻し、寮に入れました。その後、日本からの里子支援を受けて熱心に学びだすと成績もぐんぐん上がりました。努力の結果、2019年には大学に合格しました。大学に進学する生徒として表彰された彼の姿は、当初の姿と大きく変わっていました。成長し自信に満ちた佇まいを見て、里子支援の意義深さを実感しました。

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会員になってこの活動を支援する

これらの活動は、連合会による支援金によって支えられています。会員になっていただき、この活動をぜひ支えてください。

ケニア基礎情報

国名/首都

ケニア共和国/ナイロビ

基本情報

人口   5,257万人(2019年:国連)
国土面積 58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍)
言語   スワヒリ語、英語
宗教   伝統宗教、キリスト教、イスラム教

※出典:外務省ウェブサイト

統計情報 

平均寿命
66歳*¹
HIVに感染した子どもの数(10-19歳)
130,000人*²
乳児死亡率(1歳未満)
41人/1,000人*²
幼児死亡率(5歳未満)
31人/1,000人*²
一人当たりの名目GDP
1,816USドル*¹
消費者物価上昇率
4.7%*¹
初等教育修了率
男子: 77% 女子: 82%*²
若者(15-24歳)の識字率
男子: 87% 女子: 86%*²
※出典:*¹世界銀行/*²ユニセフ子供白書2019より