2023年10月20日~11月1日、派遣員4名とガーナを初めて訪れるWFWP会員2名の計6名でガーナに入国しました。2019年以来、4年ぶりの訪問となりました。
学校訪問
オパ小中学校、アマモレイ小中学校、オドマセ小中学校を訪問し、里子と交流しました。皆元気な笑顔で出迎えてくれ、4年ぶりに会う子供たちの成長ぶりに目を見張りました。また、学校と相談して、新しく支援する里子を決定しました。
オパ小中学校にて衛生教育実施
まず、準備したペープサート*や絵を使って、手洗いすることの重要性とその方法を分かりやすく説明しました。次に水と石鹸を使って手の洗い方を指導し、生徒代表に実践してもらいました。最後に、生徒全員にタオルハンカチをプレゼント。生徒たちは熱心に耳を傾け、手の洗い方を覚えてくれました。
*ぺ―プサートとは:厚紙に登場人物を描き、物語の進行に合わせて貼り付けた棒を操る、日本で生まれた紙人形劇のこと。英語ではpaper puppet theater。
派遣員へ感謝状贈呈
長年の支援に対し、オパ小中学校より野村派遣員に感謝状が贈られました。野村派遣員は1995年から約28年間、6人の子育てをしながらほぼ毎年ガーナを訪問し、支援活動を継続してきました。
オパ小中学校にてトイレの視察
2022年4月にWFWPの支援によって建設されたトイレを視察しました。
詳しくはこちら:https://wfwp.jp/gahna-2022/
学校がよく管理し、生徒たちも綺麗に使っているようでした。
前駐日ガーナ大使宅を訪問
フランク・オチェレ前駐日ガーナ大使のご自宅を訪問しました。前駐日大使は現在、社会活動家でアーティストの長坂真護(ながさか まご)氏のガーナ側の責任者をされているそうです。長坂氏は、世界からガーナに集まる電気機器の廃棄ゴミでアートを制作・販売し、その売り上げでスラム街の人々を救う活動をされているそうです。
また、WFWPの里子で医者になった卒業生がいることをご存じで、今後も里子支援を継続してほしいと話されました。同席されたご息女もボランティア活動をされており、何か役に立てることがあればいつでも連絡してくださいと言われました。
野口英世研究室訪問
1928年、ガーナで黄熱病の研究中に命を落とした野口英世博士の研究室と記念庭園を訪問しました。先駆けてアフリカの医療現場に貢献した野口英世博士の熱意を感じ、その思いを同じ日本人として引き継いでいこうと決意した時間でした。
里子・里親オンライン交流会を実施
ガーナの里子11名、父兄・スタッフ2名、日本の里親14名が参加しました。
参加者からは、「対面でなくても、リアルタイムで話せたことはとても嬉しい!手紙で交流する度に、こんなにも成長するのかと思っていましたが、今回、画面越しに会って、さらに成長した姿を見ることができて感激しました!」という感想が届きました。
医師になった里子とオンラインで交流
卒業生で医師のジェリー・ンマイ君と里子たちが、Zoomで交流しました。ジェリー君は、今まで支援してもらった熱い感謝の言葉と、里子たちへのメッセージを届けてくれました。
ジェリー君より感謝の言葉
「こんにちは、私はジェリー・ンマイと言います。アッパーイースト州にあるボルガタンガの医者で、WFWPの恩恵を受けている一人です。
この機会を通して、野村お母さんに感謝を伝えます。彼女は本当に私の全てです!彼女の支援と応援に、そしてアフリカ、ガーナ、世界で彼女が行っている素晴らしいことに感謝しています。
そして里親にも感謝しています。ずっと学校に行かせてくれて、人生をより良くしてくれて、ありがとうございます!
あなた方(里子たち)は、目標を達成することに集中することを奨励します。私が医者になれたように、君たちだってなりたい者になれます。医者、弁護士、エンジニア、大臣、国会議員にだって!
今日、私は君たちに勇気を与えたい!君たちに必要なのは自分の夢に集中することです。
まず何になりたいのかを知り、どうやったらそうなれるのかを知る。本を読んだり、ビデオを見たりして。神様は良い方なのでWFWPの支援と共にできる!皆さんに神様の祝福がありますように!」
ガーナの子供たちが健康で明るい学校生活を送れるように、WFWP日本は支援を続けて参ります。
今後とも皆様のご協力を心からお願い申し上げます。