新たに3名の里子を支援
WFWPは首都ヌアクショットのNGO団体シラトラヒムが運営する学校に通う生徒、及び孤児や貧困家庭の小・中学生の子供たちを対象に里親制度を通じて学費を支援しています。今回は新たに3人の里子を支援することが決まり、里子たち一人ひとりに養育基金を手渡しました。子供たちはみな、里親の応援を励みに夢に向かって頑張っています。
優秀な学生には奨学金
里子3人が高校に入学。大学を目指す優秀な高校生に奨学金支援を始めました。また元奨学生のアエモさんの自宅を訪問。8月に国立モーリタニア大学を無事卒業し、NGO への就職が決まったと報告してくれました。精神的に不安定な母親に代わり家事を担いながらの勉学でしたが、日本の皆さんのお陰で卒業できたと感謝していました。
盛り上がったエイズ予防教育 来年も
モーリタニアでは青少年のHIV 感染者が増加したため、エイズ予防教育に取り組みました。首都から車で3時間かかるシャミ市の中学校を訪問し、2 回のセミナーに74人の中学生が参加。特に女子生徒たちは自分の体を大切にしていかなければと感想を述べ、最後は拍手喝さいで終えるなど大変盛り上がりました。
また昨年に引き続き、ロッソ市の青年団体「環境と市民教育」のメンバーにもエイズ予防教育を実施、中学生を含む青年と親たち58 人が熱心に受講しました。ロッソ市の中学校を管轄するディレクターは「今まで聞いたことのない素晴らしい内容だ」と感動し、来年は市内中学校の生徒たちへの講義を依頼されました。
クリーニングプロジェクトの視察と支援
「環境と市民教育」のメンバーが毎週末に行っている町の清掃活動を視察しました。ロッソ市はモーリタニアの中でもゴミ問題が深刻で、空き地には投げ捨てられたゴミの悪臭が漂っています。そのような場所を埃まみれになりながら懸命に清掃している青年たちの姿に感動し、クリーニングプロジェクトの支援金を寄付しました。今後も子供たちが美しい環境で生活できるよう、このプロジェクトを支援していきます。
モーリタニアの明るい未来のために引き続き支援を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。