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第66回国連女性の地位委員会(CSW66)にてWFWP日本主催のパラレルイベント開催

2022316日(水)4:00PMから5:30PMまで、「気候変動と女性―女性に何ができるのか」というテーマで、CSW66のオンライン・パラレルイベントとしてWFWP日本が初めて主催しました。

 

CSW66のテーマは、気候変動および環境・災害リスク削減に関する政策・プログラムにおけるジェンダー平等とすべての女性・少女のエンパワーメント達成」。毎年、大型の自然災害に悩まされている日本とハイチでWFWPが何をしてきたかをアピールするために、WFWPハイチ、WFWP日本が被災者支援の報告を行いました。 

さらに、「環境・災害リスク削減に関する政策・プログラム」について、防災の専門家に日本が蓄積した防災のノウハウを解説していただきました。司会は、堀守子WFWP日本会長が務めました。

 

まず、ポール富士子WFWPハイチ会長が報告、その内容は衝撃的なものでした。災害が起こるたびにテントの避難所で女性がレイプされ、PKOの兵士たちがハイチに子供を残していったという事実を通して、災害の背後にあるジェンダー問題を提起しました。ポール会長は、問題の葛藤を抱えながらも、教育を受けられなかった女性たちのために識字教室を運営しています。その母の愛で包もうと努力している姿が印象的でした。現在、被災地ではWFWP韓国とWFWP日本の支援により、女性を守るためにセメントのシェルター建設活動に取り組んでいます。

 

次に、WFWP日本が日本全国で取り組む「愛の福袋運動」について、細矢由里・東京第22連合会議長が報告しました。もとは2011年の東日本大震災時に広島第1連合会が、仮設住宅に住む女性たちが生活物資と同じくらい「絆」を求めていることを知ったことに始まります。日用品を詰めた「愛の福袋」を持って仮設住宅を一軒一軒訪問して交流し、これが全国の連合会に波及して10年以上、継続しています。女性が癒しの力、ネットワークの力を発揮することで、多くの可能性があることが分かります。

 

最後に、山中燁子教授がメインスピーカーとして講演されました。山中教授は、外務省「世界津波の日」特別大使、国際津波防災協会代表、ケンブリッジ大学客員教授を務めておられ、防災の専門家でいらっしゃいます。テーマは、「人間からインフラまでの社会的レジリエンスー日本から学んだ教訓」。日本で蓄積した防災のノウハウを共有してくださいました。法整備、インフラ整備、高台の家の建築などによる社会的強化や、多目的護岸、スマートシティ、車の浮き輪などの日本の優れた技術の紹介など、未来の防災に希望を感じました。

また、山中教授が国会議員時代に、阪神淡路大震災で障壁になっていた法律の整備に奔走されたおかげで、東日本大震災ではその障壁が容易になったことに感銘しました。「備えあれば憂いなし」という日本の古くからのことわざが防災の精神であることが伝わってきました。

 

このイベントの翌日、福島で再びマグニチュード6の地震が発生し、東日本が再び大きな揺れや停電、新幹線の脱線事故など、予期せぬ被害に見舞われました。「天災は忘れた頃にやってくる」(寺田寅彦)ので、いかに備えが重要かを実感させられます。

アンケートでは各スピーカーを5段階で評価していただき、全体の平均スコアは5点満点の4.7点でした。ありがとうございました。

WFWP日本主催のパラレルイベントはYouTubeでご覧ください。

 日本語版:https://youtu.be/HK5NFuS0RJQ

 英語版:https://youtu.be/OxmiEfbLTS4

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