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  6. 世界平和女性連合(WFWP)ルワンダ共和国での活動

ルワンダ共和国

Republic of Rwanda

ルワンダはアフリカ大陸の中央部に位置し、周囲をウガンダ、タンザニア、ブルンジに囲まれた内陸国です。1994年、自国民同士が殺し合い、100日間で当時のルワンダ全国民の約10~20%である80万人以上が犠牲となったジェノサイド(大虐殺)を経験しました。 

現在著しい経済成長を遂げていることから「アフリカの奇跡」と呼ばれています。しかし、経済格差の拡大や、若者の失業率など課題は残っています。

ルワンダでの活動

職業訓練校「ニューホープ技術専門学校」の運営

1996年より、首都キガリ市に技術教育を目的とした職業訓練校を運営しています。2000 年から少数の男子生徒も受け入れており、2007 年から世界銀行の支援プロジェクト「除隊兵士社会復帰のための職業訓練」推進校に推薦され、除隊兵士を受け入れていました。

開校年月  1996年2月

教育内容  洋裁、理容・美容、料理の技術コース。教育期間は 1 年間で卒業前に学外実習を 3 ヵ月間実施。

卒業生総数  2,417 人

学外実習センター建設

ルワンダ国内の職業訓練校の教育プログラムは、企業が求める技能に追いつかず、即戦力にならないという調査結果がでています。現在、この学校の生徒の平均就職率は40%です。雇用機会を得られない卒業生は、1日1食の困窮した生活を続けざるを得ません。

また、教育省が定める1年間の教育プログラムの中に、学外実習の期間がありますが、生徒本人が実習費を負担する上、無給での研修となっています。そのため、本人とその家族には経済的負担が大きいのが実状です。

そこで、即戦力となる人材の育成と実習費の経済的負担軽減を目的とした、『学外実習センター』を建設することとなりました。

完成すれば、社会で活躍できる人材を輩出し、更には、訓練、研修だけでなく、新たな雇用機会の創出も期待できます。

※2021年完成予定

里親制度

1998年より、ニューホープ技術専門学校に通う孤児・経済的に大変な学生に対し、里親制度を実施しています。

※現在新規の募集はしておりません。

里親の声
田村さんご夫婦

主人と初めてルワンダを訪問しました。職業訓練校の里子に会えるのを2人で心待ちにしていて、沢山の生徒の中から彼を見つけた時は本当に嬉しかったです。技術を取得することで自立への一歩を踏み出すこの支援制度に主人が大変感動し、実際に会えたことでより一層この活動への理解が深まりました。この支援をもっと沢山の人に知ってもらいたいと思いました。

会員になってこの活動を支援する

これらの活動は、連合会による支援金によって支えられています。会員になっていただき、この活動をぜひ支えてください。

ルワンダ基礎情報

国名/首都

ルワンダ共和国/キガリ

基本情報

人口   1,230万人
国土面積 26,300km²
言語   ルワンダ語、英語、フランス語、スワヒリ語
宗教   キリスト教(カトリック、プロテスタント)イスラム教

※出典:外務省ウェブサイト

統計情報 

平均寿命
69歳*¹
HIVに感染した子どもの数(10-19歳)
13,000人*²
乳児死亡率(1歳未満)
27人/1,000人*²
幼児死亡率(5歳未満)
35人/1,000人*²
一人当たりの名目GDP
823USドル*¹
消費者物価上昇率
3.4%*¹
初等教育修了率
男子: 48% 女子: 61%*²
若者(15-24歳)の識字率
男子: 84% 女子: 86%*²
※出典:*¹世界銀行/*²ユニセフ子供白書2019より